毒親からの脱却 水島広子さんの本との出会い
毒親からの脱却
1.毒親の影響から脱却できる
毒親の影響を受けて、自己肯定感が低い自分であったが、水島広子さんの本を読んで自分自身に満足して生活しています。
水島広子さんの本を読む前は、父親を毒親と認識できず、父親を好きになれない自分を責めていました。本を読んで、父親はASDであり、父親はASDの症状からくる毒親の子育てをしていたとはっきりと見極めることが出来ました。
見極めが出来てから、自分の自己肯定感は上がっていきました。皆さんも、きっと毒親からの影響から逃れられると思います。
”自分に自信がないのは、自分の責任ではない”これを心の底から認識出来ることがカギです
2.自分の父親について
「勉強しないと、ああいう仕事にしか就けない」
これは父親が工事現場を通ると決まって言う言葉でした。自分の父親は、男3人、女1人の4人兄弟の2番目として育ちました。父が中学2年生の時に祖父が亡くなり、そこから新聞配達をしながら家計を支え、夜間大学に入学し中学の英語の先生になりました。
貧乏で苦労したので、”勉強しないと将来子供が困る”が信条で、私には、何を差し置いても勉強しなさいという姿勢でした
このような教育虐待を受けて育った子供の特徴は
- 自分自身で「やりたいこと」を見つけられない
- ぽっきりと心が折れて立ち上がれなくなった
というものがありますが、自分もまさしく、やりたいことがわからない人生でした。
やりたいことより、正しいことをする
という指針で生きてきました。当時の自分は、社会的に成功している人間が偉いと思い込んでいて、自己啓発として、水島広子さんの「プレッシャーに負けない方法 「できるだけ完璧主義」のすすめ 」を読みました
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3.水島広子さんの書籍の出会い
この本で、「マイナスの完璧主義」に侵されている自分に気付きました。
「完璧」を目指すあまり、現在に集中することができずプレッシャーに押しつぶされる
まさに自分の事でした。この本をきっかけに、水島さんの本を読むようになったのですが、”毒親の正体”という本の出会いが、自分の価値観を変えてくれました
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この本に、「毒親」を作る精神医学的事情が4つ書かれています
(2)不安定な愛着スタイル(不安型と回避型)
(3)うつ病などの臨床的疾患
(4)DVなどの環境問題
このうち(1)の親の特徴が父親と酷似していたのです。
「父親が発達障害」という概念がなかったため、「父親は、貧乏な家庭で育ったため、子供に経済的に苦労させまいと思い、子供にきつく言ってた。このような親の愛情を認められないのは、自分が未熟だから」
と自分を責めていました。事実はそうではありません。自分の父親はASDであり、自分は適切な子育てを受けていなかったのです。
この本を読んで、すぐに自己肯定感が高まった訳ではありませんが、その後も水島広子さんの本を読み、オンラインカウンセリングを受けながら、徐々に自己肯定感が高まり、今では、自分を責めることが、ほとんど無くなりました
4.水島広子さんの本を読んでからの回復
他のブログなどを読むと、”自分の長所に目を向ける”ことで自己肯定感を高めると書かれていますが、水島さんのアプローチはまったくことなります
「限界を抱えた人間として、必死に生きている自分への愛おしさを感じる」
というアプローチです。自分には褒める所が特になく、無理やり長所を絞り出すアプローチには、無理を感じていましたので、このアプローチは腑に落ちました。
会社でも、周りの人間を仕事が出来る、出来ないで見るのではなく、愛おしさの対象としてみることが出来るようになると、自分がミスをしても、責められている感覚がなくなり、前向きに仕事に取組むことが出来るようになりました。
毒親で悩んでいる方は多いと思いますが、不適切な家庭環境で育てば、自己肯定感が下がるのは当然です。適切な本・治療者に出会えれば、高まっていくはずですので、諦めず生きて行ってください